[第28号:2019-4-20]

本号の主な内容

  • 本号(第29号)は2019-4-20号を1週間繰り上げて配信いたします。
  • FromAkiraMasuda:「拓心武道メソッド」の礼法について〜礼論
  • デジタル空手武道教本ページの更新:上級者対象の組手型のアップ
  • 特別付録/映像レッスン:今回は、頭部打撃なしのタクシンスタイル・アルファ(TSアルファ方式)の組手法のイメージ映像をアップしています。
デジタル教本(組手型、他)の更新(以下にリスト)

以下の組手型は新装版デジタル空手武道教本(5月に更新予定)に新たに分類整理され掲載される予定です。また、本映像は組手型の稽古映像ですから、正式の組手型の映像は、新装版デジタル空手武道教本の中で更新され、掲載されます。デジタル空手武道教本は、今後IBMA極真会館空手道の修練に欠かせないものです。誤解を恐れずに言えば、日々の稽古のみならず、教本と講習による稽古がなければ、IBMA極真会館の空手道は学べません。もうしばらくお待ちください。

組手型映像の追加

今回は上級者向けの組手型をアップしました。この組手型は、頭部打撃ありの組手稽古の前に必要です。上級出ない方も予習しておいてください。IBMA極真会館増田道場では、このような組手型の修練、そしてそれを基盤とした組手修練を稽古体系とします。

上級者の組手型
  1. 前拳上段直突きに対し「入り身内捻り身受け前拳直突き(練習)」
  2. 前拳上段直突きに対し「反り身かわし受け前拳直突き
  3. 上段鍵突きに対し「潜り身かわし受け短直突き(+入り身)」
  4. 前拳ー後拳連絡上段直突きに対し「掌底受け外肘受け後拳短直突き(+入り身)」修正点あり
  5. 上段鍵突きに対し「内肘受け短直突き(+入り身)」
  6. 後拳上段直突きに対し「反り身かわし受け前拳直突き(+退き身)」
  7. 後拳上段直突きに対し「入り身外捻り身受け前拳鍵突き(上・中)」
  8. タクシンスタイル( TSアルファ方式)の組手イメージ

 

 

組手型の名称の読み取り方

 組手型の名称の読み取り方に修正部分があります。28号以前の組手型は修正前です。今後、全ての組手型の名称(記載方法)を修正します。赤字、下線ありの部分が変更部分。デジタル教本は6月(予定)以降、全リニューアルします。

  組手型の名称の読み取り方には規定を設定しています。その規定を理解すれば、名称で大体の組手型の構成が理解できます。組手型は仕掛け手による仕掛け技と応じ手による応じ技(位置どりのための運足ならびに防御技と反撃技)によって構成されています。組手型の名称はその技の構成を増田式の規定法により分類整理しています(この方法は、増田 章の考案、著作物です)。 例: 〇〇〇に対し「〇〇〇受け〇〇〇突き

  1. 〇〇〇に対しの部分は、仕掛け技の名称
  2. 〇〇〇受けの部分は、防御技の名称
  3. 〇〇〇突きの部分は、反撃技の名称」
  4. 最後に(〇〇)として(入り身、退き身、背後取りなど)と記載されているのは位置取り理合を示しています。
拓心武道 修練法は

制心ー制位ー制打の三制一致を目指し

道(天地自然の理法)との一体化

神人合一を目的とします。

    特別付録(映像レッスン)

  • 映像レッスン:研究科における、増田のタクシンスタイル(TSアルファ方式:手技による頭部打撃なし)組手法のイメージ映像。
  • 組手に上達するには、組手を構成する「仕掛け技」の精度と使い方に上達しなければなりません。また、相手の攻撃を防御技により弱体化し反撃する「応じ技」の精度と使い方に上達しなければなりません。応じ技を知らずして組手を行うのは、サンドバックやミットを相手にするのと同じです。それでは攻防の術を学べません。攻防の術の習得のためには、組手修練を行う前に十分な組手型の修練を積む必要があります。IBMA極真会館増田道場では、独自の組手修練方と組手型修練法により、道場生の上達を保証します。ただし、道場生が空いた時間を利用し、デジタル教本で組手型や組手理論の自習をしなければ、上達は遅いでしょう。是非、デジタル教本を活用してください。今後、デジタル教本には、より詳細な解説を掲載して行きます(現在準備中のページもあります)。なお、IBMA極真会館の全ての道場生はデジタル教本によって、修練の予習、復習を行えるようになります。
  • 現在のデジタル教本のページは、今後ページごと新しい教本専用のサイトに移行します。以降は、6月ごろを予定しています。それによって、より自習をしやすくなるでしょう。サイトページの変更ならびにコンテンツの追加などを完了し、事務局の準備が整い次第、デジタル教本のお知らせを差し上げます。もうししばらくお待ちください。

タクシンスタイル(TSアルファ方式)組手イメージ映像

 

 

お詫び:タクシンスタイル(TSベータスタイルとありましたが、TSアルファスタイルに変更します)。TSアルファスタイル→TSベータスタイル(頭部への突き技あり)へ。TSベータ方式→TSアルファ方式(頭部への突き技なしへ変更。2019−4-17

お知らせ

  • デジタル空手武道通信では、常時コンテンツを修正、補充(アップロード)していきます。
  • すべてのページの閲覧には定期購読会員登録が必要です。デジタル空手武道通信の案内
  • ※近日中に以下の更新、掲載を予定しています。 IBMA極真会館空手道の基本修練項目を改訂版の掲載を予定しています。 IBMA空手競技規定の改訂版。 増田章の空手レッスン。

 

昇段審査会において、先師へ拝礼

編集後記   第29号

 この間、大学に入学したと思っていた大学生の道場生が、もう4年生だという。なんと月日の経つのの早いことか。こんな感じだと、私の人生もすぐに終わる。すぐに先を考えるのが私の悪い癖だ。そのくせ、先が読めるわけではない。ゆえにいつも焦りにも近い気持ちを持ちながら生きてきた。小学生の頃、私の良くないところの一つに、物事を辛抱強く続けられないということがあった。すぐに物事を諦めるということだ。実際は、私以外の者たちは、私以上に辛抱強くなかった。ただ一部の打ち込む者を明確に持っている者と比較をして、そのように思えたのかもしれない。だが、長い人生の中で、幼い頃、打ち込むことを持っていた者もやがて諦めることとなる。

 本当はすぐに諦めることが悪いことかどうかはわからないと、私は思っている。しかし、幼い頃に短気さえ起こさなければ、人生は変わっていたと思うことが、私には多くあった。それゆえ、空手の夢だけは諦めないと頑張ってきた。ある時、空手の先輩がしたり顔で「お前はしがみつくしかないな」と説教してきたのを覚えている。

 私は「違う」と心の中で思ったが、我慢した。確かに私はしがみついているのかもしれないと思ったからだ。だが、本当はそれまでの人生経験で、すぐに諦めては、素質があってもその素質が開花しないと、私は思っていたのだ。ゆえに「ここで諦めては、もっと高みに立てる可能性があるのに勿体無い」と考えたいた。今もそうだ。つまり、言い換えれば、私には誰よりも空手武道を極める素質があると思っているのだ。それゆえ、弟子が集まらなくても、仲間が集まらなくても、そんなこと御構い無しがごとく、空手武道を極める夢を諦めず、研究と稽古を続けている。

 そんな生き方だったが、私の人生も終盤にさしかっかった。大好きだった祖母がなくなり、母も20年前になくなっている。しかし、私には、まだ父と妹と弟、そして家内と息子、娘という家族がいる。あと10年、みんな生きているだろうか。おそらく全員は生きてはいないであろう。私の友人、道場生も同様だ。いつ別れがあるかわからない。当たり前のことだが、とても寂しい。

 昨晩の研究科の参加者は3名だった。皆、この時期、忙しいらしい。 私もいそがしい。今月は出張と合宿がある。その他の雑用も山積している。 その夜、私は3名の道場生に夢を語った。 大山先生は晩年、組織運営に忙しく、空手の稽古はできなかったようだ。しかし、私は死ぬまで、空手道を更新し続けるつもりだ。たとえ、少し身体が不自由になったとしてもである。

 なぜなら、稽古とはたゆまぬ自己の更新だと思うからだ。そして死ぬまで稽古することが自己を高める道だと考えるからだ。つまり、年老いて身体の機能が衰えるのは自然である。しかし、その自然を受け入れ、その上で身体の使い方を考えるからこそ、さらなる高みに立てると思うからだ。換言すれば、生きるとは稽古であり、修行だ。そして修行によって自己の認識を刷新、更新し続けることが、求道者の生き方である。だが、あえて断っておくが、求道者的な生き方とは決して苦しい生き方ではない。むしろ楽しい生き方である。私の空手武道は、その楽しさを道場生に実感させる手段である。

 昨晩、私は以下のように語った。「今後、IBMA極真会館増田道場の方針を刷新する」「また、老壮青少、全ての年代の道場生が生涯にわたり空手道の稽古を続け、さらに自己を更新していけるように修練体系を更新し続ける」「ゆえに、私自身も死ぬまで自己を更新し続ける」「みんなも、自己の更新をしてほしい」「それには教本を時間を作り、隅から隅まで見てほしい」「そうでなければ、私の空手は絶対にわからない」 おそらく、私の空手をわかろうと思っていない人がほとんどだろう。もし、そうならば、なんと虚しい仕事だろうか。だが、捜せば、昨晩の3名のような人間がまだいると思っている。志と感性を同じくする友と出会うためにも、その友と出会った時に、これまでの人生がその出会いのためにあったと思えるように頑張りたい。たとえ変人と思われても結構だ。これからも、金にもならない読書を始め、情報収集、稽古、鍛錬、治療を一秒たりとも無駄にせずに行い、芸術、哲学としての増田 章の空手道を確立したい。2019-4-12に記す