師範会の廃止と新しい段位認定について

 

IBMA極真会館主席師範増田章の空手段位には、大山倍達先生から授与された四段位、極真会館支部長協議会派から授与された五段位、IBMA極真会館師範会(以下、師範会)が承認した八段位があります。IBMA極真会館師範会とは、IBMA極真会館の五段位以上を承認する機関のことです。

このたび、師範会を廃止することになりました。それに伴い、増田章は八段位を返納します。同時に新しいIBMA段位認定規程を設けます。増田章は、段位を授与する立場の人間として、自らの段位は必要ないと考えます。

これまでのIBMA極真会館の段位認定は、極真会館の創設者である大山倍達先生が制定された、極真空手の基本技と伝統型、そして組手を基に行われてきました。認定者の増田章には、国内外で40年以上の指導実績があります。また、大山倍達先生の薫陶を受けながらの10年以上の選手経験、100人組手達成の修行実績があります。つまり、その修行の過程で極真会館の基本と組手法を徹底的に突き詰め、その眼で基本と組手の技量を認定してきたと言えます。同時に、大山倍達先生が伝統空手、柔道、ボクシング、大東流柔術、中国武術、ムエタイなどから技術を取り入れたように、増田章が多様な格闘技術を体験、研究し、作り上げた新技術を修練体系に加えています。

年月を要しましたが、その技術と技能体得のための体系を明確化することが可能となりました。それが増田式空手メソッドです。ただし、体系が出来上がったと言っても、これからも門下生とともに、技術と技能、さらに武道哲学を磨き上げていかなければならないと思っています。今後の目標は、IBMA極真会館から、より多くの有段者を輩出し、さらに、人格、空手技量ともに十分な国際武道人を誕生させることです。

繰り返しますが、増田章が考える技能の核心は、増田章が空手家としの過酷な修行と研究によって培われた武道哲学、武道思想と言っても良いものです。そのことを門下生たちに理解、継承してもらいたいと思っています。

なお、これまでの段位認定に変更があるということではありません。あくまでも今後の段位認定規程を更新するということです。ただし、更新された段位認定規程も従来の規程と大きく異なるものではありません。初心に帰り、組手型を通じた空手技術の習得と組手の技能習得、そして武道哲学の理解がIBMA極真会館では重要になるということです。

IBMA極真会館の門下生は、極真会館の道統を継ぐものとしての誇りと責任を胸に堂々と空手道修行に励んでいただきたいと思います。増田章も段位を授与する者として、責任を持って求道研鑽を続けて参ります。