増田式空手メソッドの中心

増田は、その増田式空手メソッドの中心として「試しあい(組手)」を設定しています。しかし、そのため試合の目的と理念は、従来の試合や組手とは、全く異なると言っても過言ではありません。増田にとって空手武道は、生きることであり、哲学でもあるのです。ゆえに、そのような試し合いの哲学を具現化するために、試し合いの方法を「ヒッティング」と命名しました。

そして、その理念と理論を一人ひとりの空手修行者に理解してもらうために、また楽しんでもらうために、その稽古法があります。その練習法(稽古法)の一つが「限定組手」です。その練習法はテニスや卓球、バドミントンの「ラリー」からヒントを得ています。

具体的には、空手技の試し合いを互いの攻撃技の応酬のみならず、防御と攻撃を組み合わせた、「攻防」の試し合いにすること。また、体力のない人でも、楽しみながら何回も反復練習が行えるものとしたい。さらに、誰もが身体の機能が衰えていく中、それを抑制しつつ、長い時間をかけて、その可能性を拡げてていくこと。一人ひとりが自分自身(自己)の身体を扱う「達人」となれるように願って、増田はヒッティングを誕生させました。

さらに、ヒッティングが目指すことは、自分自身の身体を扱う達人、その極意は、自分自身を真に好きになること。その可能性を信じることです。自分自身を真に好きになるとは、自己の基盤となっている他者性を受け入れることです。換言すれば、他者と共に自己の価値観を構築していくという自覚とその実践を行うことです。しかしながら、他者の価値観や考えは多様であり、それとの交流は時に困難です。だからこそ、明確な理念とその具現化に向けた手段を共有し、その関係性を高めていくことが、自分自身を真に好きになることにつながるのです。

その過程こそが、拓心武道メソッドのコンセプトである「制心」「制位」「制機」を考えること。そして「制勝」に至るということなのです。

◎ヒッティングラリーには、様々な種類、やり方があります。本道場では、「拓心武道メソッド(増田式空手メソッド)」として教えていきます。このメソッドは、初心者同士、また初心者と上級者でも、安全かつ有意義な組手稽古ができる方法です。

ヒッティング競技規定(要PW)

組手講習会 第1回 増田講義映像

演題:技術を磨き技能を高める組手法