昇段審査の小論文の紹介

先日行われた、昇段審査の課題の一つである、小論文を紹介します。

小論文のテーマは「空手道と人間形成」です。この小論文は、タイトルにとらわれずに、これまでの空手道修練のプロセスを振り返り、どのように意識が変わったかを書いてくれれば良い、と考えています。

今回紹介するのは、石原二段の小論文です。石原君の小論文は、体裁云々よりも、内容がみなさんの参考になると思うので掲載します。石原君の良いところは、過去を振り返り、今との違いを検証しようとしていることです。また、私が考案したTSスタイル(TS 方式)の良点を認識しているところです。おそらく、剣道の経験があるからだと思います。TSスタイルによる試し合い(組手)を行えば、これまでの組手稽古、また、全ての修練に対する意識を検証できます。私は、全ての修練者に組手を通じて、いかに技術のみならず技能が未熟かを認識してもらいたいと考えています。しかし、それで空手が面白くなくなるような人は、本当の組手稽古をしていない証拠です。

TSスタイルは組手をやればやるほど、組手が上手くなるオペレーションシステムと言っても良いでしょう。しかし、TSスタイルを完全に理解している人は、まだいません。なぜなら、まだ全てを伝え切れていないのと、システム修正が必要だからです。

石原君には、今の気持ちを忘れずに、IBMA極真会館空手道を続けてもらいたいと思います。そうすれば、必ず上達するはずです。

正直言えば、ほとんどの人が、なぜ、TSスタイルが必要か、ということを理解していないだろうと思っています。それは、あまりにも経験が乏しいからです(武道の考究や組手の経験)。

しかし、石原君の空手に対する向上心の強さと剣道体験により、彼は、私の構想の一端に触れることができたと思います。息子と同じ年の石原君の気づきに、私は光明を得る思いです。とても嬉しいので、彼の小論を掲載します。

 

PDF:石原弘一 「空手道と人間形成」