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肘受け〜究極の見切りを目指し

肘受けについて

肘受けは頭部打撃の応じ(防御+反撃)にも使用する技です。また肘受けは肘打ちに転用できます。また、肘受けを使うことは、通常、禁じ手としている肘打ちの使用を、普段から準備することにつながります。

さらに言えば、IBMA極真会館の空手道では、組手稽古においてすね受けや肘受けなどを基本とします。なぜなら、受けの基本は、相手の攻撃が威力を発揮する前に攻撃をインターセプトし、優位性を確保することだからです。

そのような防御を行うためには、まずは相手の攻撃を予測(角度や軌道など)できなければなりません。さらに言えば、反射神経に頼ったり、条件反射を利用し相手の攻撃を避けるのみならず、相手の攻撃を見極める能力が重要だということです。もちろん、武術の技には条件反射を利用するものもありますが、それが究極ではないと思います。

私の考えでは、相手の攻撃の軌道が明確に見極められるようになってから、「払い受け」や「寄り身」「ひねり身」などの「かわし受け」などを使う方がより効果的だと思います。その上でさらに「肘受け」を用いる時、肘受けは最高レベルの応じ技に生まれ変わります。もちろん、「肘受け」と「払い受け」や「かわし受け」などを併行して修練してもかまいませんが、決して忘れないでください。反射神経だけに頼る防御ではなく、相手の「手の内」を見極める力こそが目指す境地だということを。

 

 

2016/9/2修正

 

補足

 

  • 応じとは、防御のみならず、防御+反撃(ディフェンス&カウンター)を意味します。その究極は、交差法(クロスカウンター)です。IBMA極真会館の空手武道は「後の先」を目指します。交差法とは、相手の動きに対し間髪を入れずに反応し、それを制圧することです。▶︎応じの概念
  • IBMA極真会館の組手稽古の基本は、腹部への打撃を中段の攻撃とし、胸部への打撃を上-中段とし、頭部(上段)への打撃は禁じ手としています。しかしながら、上-中段への打撃を肘受けで応じることで、頭部打撃を解禁した組手稽古への準備をします。

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