IBMA極真会館 増田道場における昇級審査について
IBMA極真会館増田道場は、すべての門下生が空手道の真髄に触れ、最終的に「黒帯」の取得を成し遂げることを目標としております。
本道場における黒帯取得は、単なる技の習得にとどまらず、伝統技、組手技、型(伝統型および組手型)、そして実戦的な組手技能に至るまで、総合的な修練を必要とします。そのため、黒帯への道のりは決して容易なものではなく、長い年月にわたる精進と忍耐、そして揺るぎない志が求められます。
しかしながら、困難の中にこそ真の価値が宿るがゆえに、黒帯の称号は比類なき誇りをもって授与されるのです。本道場では、その険しき道を確実に登りきることができるよう、緻密に構築された修練のカリキュラムを整えております。門下生各位は、自らの可能性を信じ、着実に一段一段と昇級の階梯を登っていただきたいと願っております。
■ 昇級の過程および帯の等級
入門に際しては、原則すべての門下生が「無級(白帯)」より出発いたします。その後、昇級審査を受け、所定の修練と技術を修めた者には、以下のように段階的な昇級が認められます。
- 10級:橙帯
- 9級:橙帯(銀線入り)
- 8級:青帯
- 7級:青帯(銀線入り)
- 6級:黄帯
- 5級:黄帯(銀線入り)
- 4級:緑帯
- 3級:緑帯(銀線入り)
- 2級:茶帯
- 1級:茶帯(銀線入り)
※上達が顕著であり、審査成績が優秀な場合には、「飛び級」が認められることもございます。
■ 昇級審査の意義
昇級審査とは、IBMA極真会館増田道場が定める技術・精神・態度に関する審査項目に基づき、各級に応じた習得度を厳格に評価するものです。これに合格することにより、次なる級への進級が認められます。
殊に、1級を取得した者には、「昇段審査(黒帯審査)」への受審資格が与えられ、これに合格した折には、認定証書が授与され、正式に黒帯を締める栄誉を得ることとなります。
■ 修練支援:デジタル空手武道教本
本道場では、現代の学習環境に即応し、会員向けに「デジタル空手武道教本(専用ウェブサイト)」を整備しております。
本教本では以下の内容をご覧いただけます:
- 稽古内容の予習・復習に適した動画および解説
- 昇級審査・昇段審査の実技解説映像
- 月例試合・交流試合のアーカイブ映像
※すべての機能を利用するには、会員専用パスワードの入力が必要です。道場より個別にご案内いたします。
本教本により、スマートフォンやPCなどを通じて、いつでもどこでも空手武道の学びを深めていただくことが可能です。
■ 稽古指導と特別修練
IBMA極真会館増田道場では、門下生の資質を最大限に伸ばすため、指導法の継続的な改善に努めております。また、以下のような補助的修練機会も設けております。
- 昇級・昇段に対応した特別稽古および講習会の実施
- 希望者に対する個別指導(詳細は道場までお問い合わせください)
また、昇級審査に関する詳細は、会員専用「デジタル空手武道教本」にてご確認いただけます。
■ 結びに
武道とは、技を学ぶことにとどまらず、心を鍛え、生涯を通して己を磨き続ける道です。IBMA極真会館増田道場では、その精神を重んじ、門下生一人ひとりの真の成長を導くことを使命としております。志ある皆さまの挑戦と精進を、心よりお待ち申し上げます。