[第42号:2020-11-30]

第1回道場対抗組手交流会は41点(白)対43点(紅)で紅組チームの勝利となりました。

選手の皆さんお疲れ様でした!! 動画配信中

  • 対戦の詳細な記録(勝敗、ポイント表)の掲載をします(もうしばらくお待ちください)
  • 紅白試合の映像はデジタル空手武道教本の試合映像アーカイブページ(極真会館増田道場生限定)から閲覧できます。

本号の内容について

 ◎デジタル空手武道教本サイトの閲覧にはPWの入力が必要です(一部PWが不要のページもあります)IBMA極真会館増田道場の会員には、閲覧用のPWを伝えてあります。もし、忘れた場合は事務局までメールにてお問い合わせください。

 

巻頭言

 本号の巻頭言は、組手交流会の開会挨拶の動画とします。短くと思っていましたが、記念すべき第1回の道場対抗組手交流会であること。新しく採用したTSアドバンス方式(ヒッティング方式)の理念を全ての会員道場生に伝えるべく長くなりました。稽古は稽古に対する考え方が重要です。その考え方によって、得られるものが全く異なって来ると言っても過言ではありません。今回、私の空手武道哲学を伝えるために、65歳の中村雄一初段に試合参加をお願いしました。私の考案した TS方式なら、怪我の心配も少なく、中村氏の空手修練のプラスになると判断したからです。また、私を含めた、多くの壮年の方々に勇気を与えると思ったからです。TS方式の稽古を始めて2〜3ヶ月足らずで、しかもコロナの問題もある中、本当にありがとうございました。私の期待通り、みんなに勇気を与えたことと思います。

【本当の道】

 現在、私は伝統的な極真空手の組手方式を一旦、棚上げしようと考えています。そして、極真空手を進化させるために、今の内にやっておこなければならないこととして、組手に対する意識革命に取り組みます。それは極真空手の原点に立ち戻ることであり、同時に極真空手を進化させることだ、と私は思っています。おそらく、今回の試合映像を見て、「強そうじゃやない」「大したことはない」と表層だけをみて言う人がいるかもしれません。そのような人間は本当の「道」が見えない人です。本当の道とは目には見えません。そして目に見える道は本当の道ではない、と私は考えています。また、人の後を追い、また人の真似をして生きるだけでは、本当の道は見えません。かつての私も他者の作った価値を追い求めてきました。しかし、本当に大事なのは自分の身体と心を活かすための技術と技能を持つことだと気づきました。その時から、自他一体の理法を我がものとしたいと願ってきました。私には分不相応、かつ、高すぎる理想かもしれませんが…。

【「道」を体得する手段】

 TS方式は一人ひとりが自己の可能性を開拓し、最高の自己を作り上げるために必要な「道」を体得する手段です。そう私はイメージしています。とにかく、すぐには人の気をひくような結果が現れないかもしれませんが、私は「道」を追求します。そして、「道」と一体となれた時、私の人生が本当に有意義なものになると思っています。

 

交流会開会挨拶

 

 

 

 

重要なお知らせ

  • デジタル空手武道通信では、常時コンテンツを修正、補充(アップロード)していきます。
  • IBMA空手武道チャンネルには「自宅でできる空手武道レッスン」を掲載しています。参考にしてください。
  • 昇段者講習の受講者を募集中!!昇段審査は来年の2月21日となりました。
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極真会館増田道場の今後のイベントスケジュール

  • 11月29日(日):交流試合(組手の部)
  • 12月13日(日):昇級審査会
  • 12月20日(日):第1回 昇段講習/13時〜15時30分(終了予定)

2021年

  • 2月21(日):昇段審査会

◎募集内容等、詳細については、もうしばらくお待ちください。なお、審査会は全て午後からとなります。

第41号 編集後記

  私は伝統的な極真空手の組手方式を一旦、傍に置きます。そして、今やっておこなければならないと考えている、極真空手の意識革命の取り組みます。そのことは、極真空手の原点に立ち戻ることであり、同時に極真空手を進化させることだと信じています。ただ、すぐには全世界に数千万人以上存在すると思われる、極真空手の信奉者の理解は得られないでしょう。また、多くの極真空手愛好者から、私は相手にされなくなるかもしれません。それでも、私は自分の信じる道を行くつもりです。そして、残された時間内に、空手の理法を体現する体系を作り上げたいと思っています。

 改めて、私の考えを理解してくれた秋吉師範代、黒帯一同に感謝します。ですが、意識革命は、まだ始まったばかりです。ゆえに、みなさんの認識は浅く、技は未熟です。同時にわずか1〜3ヶ月の間に意識は変化しているはずです。そのことは、みなさんの技術を磨き、技能の向上として現れるはずです。そして数年後、私も歯が立たなくなるかもしれません。そのように、可能性を広げる修練システムがTS方式なのです。

 最後に、コロナウィルスの感染、社会状況の悪化など、不安な社会状況ですが、自分を信じて理想に挑み続け、より良き未来を切り拓くため、共に頑張りましょう。

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