柔よく剛を制す

IBMA極真会館サイト

2013年05月26日

【柔よく剛を制す】

 フランスセミナーの全予定が終了し、秋吉参段が1日早く、帰国。
彼は、素晴らしい仕事をした。フランスの人達は、秋吉の技と人柄に、「素晴らしい武道家だ」と評価してくれた。私もうれしい。

 今朝、秋吉を駅で見送った。
彼は、シャルルドゴールまで、ひとりで移動する。日本まで辿り着くかどうか心配だ(笑い)。今回、彼は飛行機を乗り間違えている。途中、何があるかわからない。

 一方の私は、フランスのプロジェクトリーダー達とフランスオープンに向けて、打ち合わせを行なう。活動資金があれば、大会前に再度、渡欧したいところだが、そのような余裕はない。

 他の空手団体が見れば、せせら笑うような、小さい活動状況だが、小さい運動・活動が、やがて大きな運動に変化する。そのようなイメージで、私は動いている。ゆえに、武術の術理同様、理に適った動きをしているつもりだ(そこまで考えて行動しているとは、外からは、理解できないだろうが)。

 戦略の領域に、“柔よく剛を制す”というものがある。私は、その究極の理解を、相手と一体となって動くことだと考えている。また、私が体得した術理のひとつ、「最小の動きで最大の効果を」ということがある。私は、いつもそれを意識している(まだまだ体得まで、至ってはいないかもしれないが)。では、「最小の動きで、最大の効果を」、ということを実現するにはどうしたら良いか?

 先ずは、相手との最短距離を理解しなければならない。その最短距離には、相手の抵抗(防禦)がない場合の最短距離がある。言い換えれば、直線的な最短距離である(目的に対し、無駄な動きを極力無くすということ)。

 補足を加えれば、この距離は、論理的かつ合理的に計測できる距離だ(簡単に思うかもしれないが、それを先ず体得することが一番難しい)。

 さらに言えば、相手の抵抗がある場合は、直線的な最短距離を絶えず回避するような、螺旋的な動きが、私の考える最短距離だ。これも大変難しい。

 私流に言い換えれば、相手の反作用を回避、また、絶えず作用と反作用の関係を微調整、変化させながら動くようなイメージだろうか。時間がある時に言葉に置換したい。

 次に、究極の最小の動きで最大の効果を挙げられる最短距離がある。それは「距離を無くす」ということだ。言葉にすると、?マークが出るだろう。そのことを言い換えれば、「相手と一体となる」となる。

 私は、この術理を、フリースタイルの組手や人生に応用することが重要だと考えている。果たして、私にそのような術理の応用ができるかどうかは解らないが、それを目指したい。

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