武道を通して、人間の可能性を拓く
増田 章(ますだ・あきら/Akira Masuda)
IBMA極真会館 創設者・会長
IBMA極真会館 増田道場 主席師範
増田章は、長年にわたり極真空手を修練し、競技者・指導者として活動するとともに、空手・武道の技術、修練体系および武道教育の研究を続けてきた武道家です。
大山倍達が創設した極真会館において極真空手を学び、国内外の大会で実戦経験を重ねる一方、競技の勝敗だけにとどまらず、次の問いを追究してきました。
「武道とは何か」
「強さとは何か」
「武道を人間形成と人生にどのように活かすことができるのか」
現在は、極真空手から受け継いだ精神と技術を大切にしながら、その技術的・思想的背景を研究し、武道としてさらに発展させ、将来世代へ継承する活動に取り組んでいます。
増田章 関連ページ
増田章の武道研究、思想、著作および活動記録については、以下のページからご覧いただけます。
極真空手との出会い
増田章の武道人生の基礎にあるのは、極真空手です。
大山倍達が創設した極真会館において、基本・型・組手の修練を重ね、厳しい稽古と競技経験を通じて、技術だけでなく、精神力、忍耐力、判断力、そして自らの限界と向き合う姿勢を培ってきました。
選手時代には国内外の大会に出場し、極真空手の競技者として数多くの実戦経験を重ねました。
しかし、長年にわたって空手を修練する中で、その関心は「試合に勝つための空手」だけにとどまらず、武術としての空手、そして人間を育てる武道としての空手へと広がっていきました。
極真空手の継承と研究
増田章が目指しているのは、過去の極真空手を変化させることなく、固定的に保存することではありません。
大山倍達が体系化し遺した伝統的な基本、型、その他の具体的な技法・技術を大切に継承するとともに、それらがなぜそのような形になったのか、どのような意味と理法を持つのかを研究することを重視しています。
そのため、古典的な空手・武術へ遡り、技術の源流、成立過程、身体操作および攻防原理を探究しています。
一方、組手や競技から生まれる技術は、時代や競技環境の変化とともに、絶えず進化していく領域として捉えています。
伝統を継承することと、新しい技術を研究・開発することは、相反するものではありません。
伝統に深く根を張るからこそ、新しい枝を伸ばすことができる。
この考え方が、増田章の武道研究と、極真空手の継承に対する基本姿勢です。
「強さ」への探究
増田章は、競技者・指導者としての経験を通じて、「強さ」とは何かを考え続けてきました。
大きな力を出すこと、打撃に耐えること、試合に勝つことも、強さの一面です。しかし、武道における強さは、それだけではありません。
技術を磨き、無駄な力を減らし、身体を正確に使うこと。危険を予測し、自らの感情と行動を制御すること。相手を理解し、状況に応じて適切に判断すること。そして、自らが培った力を、いつ、どのように使うべきかを考えること。
増田章は、こうした能力を含めて武道における強さを捉え、技術と精神の両面から研究を続けています。
他者を制する力を求めるだけでなく、まず自らを制する力を養う。その力を、他者を支配するためではなく、自他を活かすために用いることが、これからの武道には必要であると考えています。
「修練」と「修道」
増田章は、武道修行を「修練」と「修道」という二つの側面から捉えています。
修練とは、武技の習得を通じて身体と心を磨き、自らの能力を高めることです。
修道とは、修練によって身につけた技術、精神、知恵を、自分だけのためではなく、他者や社会のためにも活かしながら、自らの生き方を高めていくことです。
道場の中で強くなるだけでは、武道の学びは完結しません。
稽古によって得たものを、家庭、仕事、教育、人間関係および社会活動へ活かしていくことを重視しています。
武道を、人生に活かす。
拓心武道
長年にわたる空手・武道の修練と研究を通じて、増田章は「拓心武道(Takushin Budo)」という武道修練の考え方を体系化しています。
拓心武道は、新しい流派をつくることや、特定の競技形式だけを広めることを目的とするものではありません。
武術の修練を通じて身体と心を磨き、技の背景にある普遍的な「理法」を学び、その学びを人間形成と人生へつなげていくための実践体系です。
武術の修練による
心身錬磨を通じ
天地自然の理法を学び
自他一体の道を
修める
心を拓き、武道の可能性を拓く。
武道人(Budo-Man)
増田章が目指しているのは、単に強い競技者や優れた技術者を育成することではありません。
武道を通じて自らを磨き、自ら考え、自ら判断し、自ら行動する。他者を尊重し、自らが培った力を、自分だけのためではなく、人や社会のためにも活かす。
そのような人間像を、増田章は「武道人(Budo-Man)」として掲げています。
武道で培った精神と知恵が、その人の日々の行動や人生に表れてこそ、武道修行にはより深い意味が生まれると考えています。
IBMA極真会館の創設
増田章は、極真空手の精神と技術を将来へ継承するとともに、それらを研究し、武道として発展させるための組織として、IBMA極真会館を構想し、設立しました。
その発足にあたっては、岡山を拠点として極真空手の指導・普及に取り組んでいた中川幸光が、その理念と目的に賛同し、協力しました。中川幸光は、岡山における活動を通じて、組織の発足とその後の活動を支えました。
IBMA極真会館は、極真空手の歴史と精神を尊重し、その技術、型、修練体系および武道としての価値を保存・研究・発展させ、将来世代へ継承することを目的としています。
また、加盟する団体・道場を一つの組織へ一律に統合するのではなく、それぞれの歴史、名称、指導方針および運営上の独立性を尊重しながら、武道の発展に向けて協力できる関係を目指しています。
増田章は、IBMA極真会館の創設者・会長として、組織の理念と将来像を示すとともに、競技・指導・研究の経験を活かし、技術研究、指導者育成および武道教育に取り組んでいます。
IBMA極真会館 増田道場の創設
増田章は、IBMA極真会館 増田道場の創設者・主席師範です。
増田道場では、極真空手を修練の基礎としながら、拓心武道の考え方を取り入れ、技術の向上だけでなく、人間形成を重視した指導を行っています。
子どもから大人まで、それぞれの年齢、経験、身体能力および目的に応じて空手・武道を学び、生涯を通じて修練を続けられる環境づくりを目指しています。
増田章は主席師範として、技術体系と指導理念の研究・整備、指導者の育成および将来世代への継承を担っています。
武道研究と北辰庵
増田章の現在の活動では、自らが身につけてきた技術や経験を伝えるだけでなく、武道そのものを研究し続けることを重視しています。
研究対象を空手だけに限定せず、剣術をはじめとする日本武術や、空手の源流となる古典的な武術についても学びながら、身体操作、間合い、攻防原理および心法などに共通する理法を探究しています。
その研究と思索を記録し、広く社会へ伝えるための場として、IBMAサイト内に「北辰庵」を設けています。
北辰庵は、増田章の武道研究、試論、随想および著作資料を蓄積し、過去から学んだものを現在において検証し、未来へつなげていくための研究・発信の場です。
過去から学び、現在において検証し、未来へつなげる。
武道を完成されたものとして固定するのではなく、伝統を尊重しながら研究を続け、将来世代がさらに発展させることのできる土台を残すことを目指しています。
著作・執筆活動
増田章は、空手・武道の技術、修練方法、競技論、指導論および武道思想について、著書、雑誌記事、ウェブサイトなどを通じた執筆活動を行っています。
これらの著作と記録は、競技者・指導者としての経験に加え、その後の研究によって得られた考察を、将来世代へ伝えるための資料でもあります。
今後、増田章の武道研究、試論、随想および著作に関する情報は、IBMAサイト内の「北辰庵」を中心に整理し、保存・公開していく予定です。
現在の活動
現在、増田章は空手・武道の指導と研究を中心に、技術体系の整理、指導者育成、武道教育、著作・記録の整備、国内外の武道家との交流などに取り組んでいます。
競技者として培った経験を一つの出発点としながら、武道をより深く研究し、その価値を将来世代へ伝えることを重要な使命としています。
伝統を継承し、研究し、未来へつなぐ。
武道を、人生に活かす。
増田章は、武道を通して人間の可能性を拓くため、その実践と研究を続けています。

