全ての道場生に〜師範、増田より

 

昇級審査会が無事終了いたしました。

初めて昇級審査を受審したみなさん、お疲れ様でした。初めて審査の臨んだ少年部の道場生は、少し緊張した面持ちながら、最後まで頑張っていたと思います。

審査の結果は、今回から審査方法に改良を加えた関係上、これまでよりも集計等に時間が必要です。今しばらくお待ちください。今週には審査結果を発表できると思います。

なお今回の審査から、審査の内容をシートでお渡しします。そのシートを見れば、どこが良くなかったかが、一目でわかると思います。ただし、審査シートを見るには、若干の知識が必要となるかもしれません。そんなに難しいことではありません。デジタル教本と照らし合わせれば、誰でもわかるように単純化しています(デジタル教本で審査の確認をするには、もう少しお待ちください)。

今後、審査内容を参考にして、より上達したい方は、デジタ教本で勉強する必要があります。空手の稽古は、道場だけでは十分ではありません。教本などを活用し、道場で教わったことを復習しなければ、上達は難しいでしょう。これは、どんな習い事でも同じだと思います。

今後、指導側も指導員や審査員の教育を強化し、道場生がより上達できるような環境を整えていきたいと考えています。

最後に現黒帯の方々には、今回から改定した審査方法に関して勉強してください。同時にIBMA極真会館の基本修練項目を再確認してほしいと思います。今年の後期昇段審査から、10〜20項目ですが、基本修練項目の審査も行ないます。現在黒帯の方も、今一度、初心に返り、自分の空手の技術の再認識をしてほしいと思います。

私自身、空手を始めてから43年以上も経ちましたが、初心に返り、空手を考えています。そうすると、今まで見えていなかった点が見えてくるようなことが多々あります。また、新たに感じてくることがあります。それが上達の階段を登っているのかどうかはわかりません。ゆえに、それらを道場生とともに検証したいと考えています。さらに今一度、「最高の空手道を追求する」という、若い頃に立てた志を内に秘めて、修行に邁進したいと思っています。