7月26日にTSアドバンス方式(ヒッティング方式)の組手講習会を行いました。

 新型コロナウイルス感染の第2波が懸念される中、キャンセルも出ましたが、多くの有志が集まりました。

 TSアドバンス方式の組手法とは、増田の考案した空手武道修練法、「拓心武道メソッド」の中核の修練法です。また、極真空手を基礎としながら、顔面突きありの組手法です。偶然ですが、新型コロナウィルス感染の予防対策に良いと思います。なぜなら、TSアドバンス方式(顔面突きあり)は、面防具(顔の正面が完全にプラスティックシールドに覆われている)、胴プロテクター、拳プロテクター(現在、拳プロテクターは全員に行き渡っていません)、すねプロテクターなどを装着し、相手との直接接触が少ない組手法だからです。ゆえに、コロナ問題の中でも、実施可能と判断しました。また当日は、武道場の窓を全開にし、人数制限を設け、消毒、マスク着用、発声なし(増田のみ)で3密を避けて行いました。

 私は、この組手方式を道場における空手武道稽古の標準にしたいと考えています。今回、私より年上の還暦を越えた会員道場生も多く参加してくれました。皆さん良い動きをしていました。残念ながら、みなさんは気づかなかったと思いますが、増田の身体は限界に近づいています。あと何年もつかわかりません。だからこそ、気力を振り絞って後継者を育成しなければならないと考えています。私は、会員のみんなが健康であることをいつも祈っています。TSアドバンス方式の空手武道組手法は、しっかりと体の管理さえすれば、80歳を越えても行えると考えています。そのことを目標に創りました。剣道と同じです。

 今回の講習会の内容は映像で3種類以上に分けて編集します。あとはデジタル空手武道教本で重要ポイントを解説していきます。

 最後に、顔面ありのTSアドバンス方式の組手法は武道の修練法です。ゆえに作法を重視します。また哲学(物の見方、考え方)を重要にします。ゆえに、単なる勝敗を競う競技ではありません。理解できない人もいるでしょうが、妥協はしません。そして矛盾するように聞こえるかもしれませんが、TSアドバンス方式は、拓心武道哲学と一体化させて行えば、テニスや卓球、将棋のように楽しく、かつ奥が深いものになる、と私には強い確信があります(問題は私一人の道となる可能性もあるということ)

 繰り返しますが、大変な社会状況にも関わらず、増田の考案した新しい空手武道修練法に理解と協力をしてくれた黒帯有志に感謝しています。

 ありがとうございました(増田)。

→本記事は、「増田章の身体で考える(アメーバブログ)」にも掲載しました

黒帯の人へ→TSアドバンス方式の組手稽古を始める前に

 

講習会の様子

◎講習会の模様はデジタル空手武道教本の初級テキストのページに組手防御技編、組手形の応用稽古編、組手稽古編と3編に分けて掲載します。

初級テキスト5(組手稽古編)は以下

 

↓下の写真:講習会は窓全開、人との間隔をあけ、マスクまたは面防具の着用、人との接触はほとんどなし(止むを得ず接触するときは除菌テッシュで消毒)。写真撮影の時だけ、一瞬、マスクを外しました。