新年合同稽古が開催されました〜2023年1月22日(日)

今年も新年合同稽古が開催されました。今年は、私は参加せず、秋吉師範代が代行しました。しかしながら、その方が良かったのか?盛り上がりを見せたようです。

参加した皆さん、お疲れ様でした。また、サポートしてくれた南屋敷二段、ありがとうございました。

私は今年から、80歳を越えても続けられる「拓心道空手」の完成を目指して頑張ります。もちろん、空手を活かして、少年や女性、また青年の心を高め、身体の可能性を拓くことにも貢献したいと思っています。

最後に、道場生個々の更なる上達とTS 方式組手法の更なる進化を目指し、お互いに切磋琢磨していきましょう。また、以下に上原初段の参加者リポートを掲載しておきます。齢62歳の衰えない上原氏のバイタリティーには、私も含め皆さんも元気を貰うと思います。

増田 章

 

2023.1.22 新年合同稽古〜参加体験記

昨年に引き続き、新年合同稽古に参加した。
昨年の同稽古がとても良かったので、昨年末から参加を心待ちにしており、こちらから日程を問い合わせたほどであった。

昨年も40人の定員満席の盛況だったが、今年は更に上回る40人を越える大盛況振りで、始まる前から会場は熱気に包まれていた。

40歳以上の会員が実に半数以上を占め、50歳以上の壮年部会員も13名参加と、全体の3割を占めるなど、中高年会員のやる気パワー全開の様相であった。

私の62歳が最高齢かと思いきや、67歳、64歳の先輩も参加されており嬉しくなった。「私も、まだあと5年、組手稽古に出れるかも」と新たな目標が出来た。

稽古は、ストレッチ、準備運動の後は、早速、面以外の防具を着けて、組手稽古へ。
秋吉師範代が、あらかじめ、年齢、技量を考慮したグループ分けをして下さっていて、迅速かつ効率良く、組手稽古に入れた。私は5人の壮年60歳代、全員黒帯のグループに入った。

初めは、中段蹴りだけ、突きだけ、突きと下段・上段の蹴りだけ、など、合わせて10回以上やった。
この限定組手は、後半のフリーに向けての「目慣らし」になるだけで無く、特に中段蹴りに対するスネ受けは、私程度の技量では、フリーでは、相手の技の選択肢が多過ぎて、足を上げてスネで受ける事が困難過ぎて、なかなか練習にならないのだが、限定して貰うと、何とかスネで受ける事ができて良い練習になった。また3人、5人など奇数グループなので、順に休める機会が回って来る事も、我々、中高年者には、とても有難かった。

後半は、いよいよ面防具を着けてのフリーのライトスパーリング。グループが合体して倍になった。
秋吉師範代が、「丁寧に受け返しをする、ライト・スパーリングを心掛ける」と再三指示して下さったので、お互いに、かなり力をセーブしながら組手ができたと思う。

私のグループには、南屋敷先生が指導に付いて頂いた。 ライトスパーリングと言いながら、流れで、ついフル・パワーとなるところ、随時、当たりが強い、などと注意して頂くと、お互いに我に返る事ができ、丁寧な組手に戻ることができた。また、その場で、今の技は良かった、ここはこうすべき、とアドバイスを貰えて、とても参考になった。

少年部とコートを交代した後は、黒帯の会員が、それぞれ少年部のグループに付いて立ち会い、随時指導する形式をとったが、少年らにとっても、監督者がいると、受け返しを誉められたり、指導されたりすると、より丁寧な組手を心掛ける事になり、とても良いアイディアだと思った。

フリーはグループを変えながら、10数回もやったろうか。随時、インターバルを取ってもらったので、私でも、ついて行く事ができ、また終盤では、疲労から、身体の力も抜けてきて、良い技は出せなかったものの、疲労と呼吸が噛み合って、このまま永遠にフリーが続けられるような高揚感に包まれて来た。

通常の稽古でのわずか3回から数回のフリーでは、「少ないチャンスなら、一度でも多く当てたい、一度でも当てられたくない、負けたくない」との気持ちが、丁寧な受け返しをする、と言う気持ちを上回ってしまう。

しかし今回のように、ひたすら組手稽古をしていると、「チャンスはいくらでもあるのだから、次は相手の攻撃を良く見て、受けてみよう、よけてみよう、受けられなかったらそれも良し」と思えた。その分、何発も貰ったが、色々と考えながら組手が出来たと思う。

秋吉師範代から、これでラストです、との号令が入った時は、楽しすぎて、「え、もう終わるのか、残念」と言う気持ちだった。

個人的には、青年部の人達とも、とても敵わなくても、ライトスパーリングをしたかったなと思った。そう思わせるTS組手(方式)は、老若男女を問わない、何と素晴らしいルール(組手法)なのか、とつくづく思う。

新年のとても良い組手稽古になりました。他の道場の先輩方とも久々にお目にかかれて、直接挨拶ができて良かったです。組手が出来た先輩方には、より一層親近感が沸きました。来月も早めに予定を出して頂き、有り難いです。

また、日程を調整して、是非、参加したいと思います。

今後ともご指導願います。

(リポート:調布 上原智明初段)