夏季合宿情報〜6月17日

 

7月15〜16日に予定している、夏季修練合宿に増田道場の最年長組(68歳以上70歳未満)の一人、中村雄一氏(二段)が参加します。

中村氏は極真会館増田道場に30年近く在籍する、最古参の道場生の一人です。

中村氏は、いつも前向き、元気で、空手修行を行っています。ただし、増田道場の空手道は、修行といっても苦しいだけの修行ではなく、自己の心身を活かす修行です。

中村氏は増田(61歳)よりも年長です。その中村氏の姿を見て、いつも私は元気をいただいています。そして、空手道を各々の心身を活かすこと、また、人生に役立つよう、より高めていきたい、との意志を強めています。

中村氏は昨年、二段位を取得しました。その中村氏の小論文を以下に紹介します。実は小論文は、原則800文字以上です。なぜなら、文字で自己の修行を振り返り、それを記録しておくことは非常に有意義だからです。

しかしながら、大事なことは、各々が積極的(前向きに)に楽しんで空手修行を行っていき、自己の可能性を信じ続けることです。中村氏の小論は非常に短いものでしたが、私はそれでも構わないと思っています。もちろん、800文字以上を書く人も大歓迎です。

過去を振り返り、文字に起こすことは、自己と対峙に繋がりますし、自己の成長に大変有意義だと思うからです。また、他の修行者の参考にもなります。

ただ断っておきますが、最も大丈なことは「視点」の変化だということです。私は、多くの空手修行者の視点は、さまざまな価値観により偏向していることが多い、と私は考えています。その偏向を見逃さず、修正する。それが修行です。

私は空手道の修行によって大事なことは、自己の心身に対する「視点」が変わることだと思っています。そのことが、増田が提唱する「心眼を開く」ということの起点です。

さらに述べれば、「視点をどこに置くか」また「視点をどこにも置かない」ということも含めて、自己の見えるものを考え、かつ見えないものを考えることが修行なのです。

最後に、中村氏の言葉には、高齢になるまで、空手に真面目に、また前向きに取り組んできたことが伺えます。その姿に、私は尊敬の念を持っています。

皆さん、夏季修練合宿を、さまざまな道場生との交流を含めて、空手道を見直す機会にしませんか?

少し、参加者の定員まで、余裕があるので夏季修練合宿の参加者を募集します(増田 章)。

 

◎夏季合宿の案内はこちら(定員になり次第、締め切ります)

↓辰野町の里山風景

 

空手道と人間形成〜中村雄一

 

この度、弐段への昇段審査を受審させて頂いた感想を述べさせて頂きます。

伝統型、組手型、自由組手、各々 の審査を通じて新ためてその基本動作の重要性を認識いたしました。

自身の意のままに自由自在に体を動かす為には、基礎体力、筋力、体幹の強さ、平衡感覚、等が必要で、これらを向上を常に意識しながら稽古を行い、又日常生活を送る事が大切な様です。

今までは余り行なえていなかった伝統型稽古も、ゆっくり正確に行う事で正しい基本が身に付く様な気がしました。また組手、自由組手に於ても前記の事が必要な他、反射神経に頼らず相手の癖、心、動作を感じ取る(読む)事が出来る様になりたいです。

今後は以上の事を目指す他、掴み、投げ、倒し技にも挑戦してみたいと思います。

最後に空手の稽古を通じて 色々な方々と接する機会を得られた事、又自身が健康で過す事が出来たことに本当に感謝しています。

同時に増田道場と道場生の皆様に御礼申し上げます。

 

◎その他の昇段者の小論文もデジタル空手教本のサイトにアーカイブしていますので参考にしてみてください。

 

合宿特別情報

夏季合宿が開催される長野県辰野町には「小野酒造」があります。小野酒造は、世界最大、最高の品評会、「IWC」の2023年シルバーメダル、2020年ゴールドメダルを受賞した「夜明け前(純米大吟醸)」を醸造しています。本合宿では、お酒好きの方には、少しだけ小野酒造の「夜明け前」をテイスティングしてもらう予定です。〜合宿なのでたくさんは飲めませんよ(笑)

 

小野酒造店について

元治元年(1864年)明治維新前夜、初代小野庄左衛門正常によって屋号「千歳屋」として創業しました。
創業当初は屋号にちなみ「千歳鶴」の販売を開始しました。後に「憑の里」と呼ばれていた地名にちなみ、「頼母鶴」と名称を改め現在も地元にて愛飲されています。