心と身体を強くする空手〜IBMA極真会館増田道場

ミットを使った打ち込み稽古

ミットの持ち方/突き技の打ち込み稽古/その1

ミットを使った打ち込み稽古の意義と注意点

 ミットを使った打ち込み稽古は、空手の打撃技を学ぶ上で重要である。実際に技をミットを打ち込むことで、技の正確性や筋力を向上させる。さらに打撃技に必要な体重移動や運動連鎖のコツを学んでいく。注意点としては、初めはフォーム(形)を意識し、なるべくゆっくりと行い、徐々にスピードをあげていくこと。 

 また、受け手が初心者である場合は、十分な受け方ができない。故に受け手を怪我させないよう、受け手の体力レベルに合わせて、スピードや威力をあげていくこと。その原則を守らないと、受け手をむち打ちなどの障害を負わせることもある。指導員がその点を十分に注意して、稽古指導を行うこと。

 もう一つ大事なことは、ミットを使った打ち込み稽古も、基本や組手型同様、体の使い方、正しい形の体得の修練であるから、組手型同様、受け手、仕掛け手(蹴る側)の位置を正しく設定し、一本一本、元の位置に戻り、正確に技を出すことを意識すること。また、受け手もミットの持ち、相手の攻撃を受けることは、攻撃技を見切る稽古、受け止める体力をつける稽古であるから、仕掛け手同様、真剣に稽古を行うこと。

突き技を受ける際のミットの持ち方/その1

ミットを逆手で持ち、右のミットを下、左のミットを上にする。上のミットは上中段(上中段の突き技を受けるときは)右手のミットは帯の上に構えること。立ち方は左自然体組手立ちで構えること。なぜなら、受け手の自然体組手立ちの立ち方稽古も兼ねているからです。

この持ち方で突き技のみならず前蹴り(中段)やヒザ蹴り(中段)の打ち込み稽古も実施する。指導員は、少年部や初心者には打ち込み稽古のミットの持ち方の基本形の一つとして伝える。

注意点

  1. 受け手は組手立ちで構える。
  2. ミットは逆手で持ち、右のミットを下、左のミットを上にして構える。
  3. ミットの高さは下のミット(右のミット)の真ん中をみぞおち(水月)の高さに合わせる。それが基準となる。
  4. 受け手が打たせ稽古を兼ねたい場合は、ミットを体につけて、突きを受ける瞬間に腹筋を締める。※受け手が初心者の場合や相手の突きが強い場合は、体とミットの間に少しだけ隙間を作り、衝撃を吸収するようにする。
  5. 上のミットでは上中段の突きを下のミットでは中段の突きを受けるようにする。

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