IBMA極真会館の会員道場生の方へ

◎組手型の表記方法を一部改定しました。現在の映像教本の表記法とは若干の違いがあります。今後映像も改定します。

組手型について理解していますか?

 IBMA極真会館では、増田 章が考案、編纂した(現在も編纂中)組手型の体系があります。その修練は、IBMA極真会館空手道の根幹をなすといっても過言ではありません。

 現在、組手型の稽古は簡単なものから徐々にですが、白帯から有段者までが行っています。組手型の中には、IBMA極真会館の礼法を始め、攻撃技(仕掛け技)、防御技(受け技)のみならず、間合いの調節、位置取り、崩し、機会(タイミング)、呼吸などの理合いを習得する、応じ(技)の要素が含まれています。

 まずは初段習得までに、必ず習得してほしい組手型(必修組手型)を理解してください。その手始めに、組手型の名称を聞いただけで、その技がイメージ(映像)に浮かぶようになってください。組手型の名称は規則に則った「式」になっています。その式の規則を理解すれば、名称を聞けば、すぐに技がイメージできるようになっています。

 現在、小学3年生ぐらいになればほぼ理解できます。算数に例えるならば、掛け算を覚える程度でしょうか。大人でそれが理解できない人は、すでに脳が硬化している証拠です、気をつけてください。拓心武道メソッドとは、「身体を使うことにより頭(脳)を活性化する」「頭を活性化することにより、身体を活性化する」、そのための手段と理論です。幼年には難しいのではという向きには考えて欲しいと思います。確かに無理やり教えれば難しいかもしれませんが、言葉のように、稽古体系の中に組み込まれ、大人が当たり前のように組手型の修練を行なっていれば、自然と理解して行くでしょう。

 拓心武道メソッドとは、増田章が空手武道を研究し、新しい武道を考案しようと志す中で、編み出した修練方法と武道理論、そして武道哲学です。それらを用い、私は武道の原点に立ち戻り、身体芸術の可能性を追求するのみならず、極真空手の古式の技を再現したいと考えています。また、様々な格闘技術を誰もが習得できるようにしたいと考えています。さらに言えば、その技術を活用し、技術を活用するスキル(技能)を開拓し、自己の心身を磨き高めることの楽しさを伝えて行きたいと考えています。

 言い換えれば、拓心武道メソッドのゴールとは、心身の最善活用、かつ、心身の活用を楽しむようになることと言っても過言ではないのです。

 

2019-12-4:一部加筆修正

 

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  1. 組手型の名称の読み取り方
  2. 必修組手型一覧表(2019−11−21:一部表記を改定